小山御領神社周辺

 昔からよく行く場所なのだが、住宅街の中で突然、ピカピカの伝統的和風建築がまとまって出現するのがおもしろい場所。土地を売ったお金で、家を新築したのだろうけど、伝統的な和風の建物を建てたあたりのセンスが素晴らしい。



 この集落の中心が小山御領神社。集落も含め、近世に出来たようだ。ここから下った藻器堀川の谷には中世から定住が展開していたようだが、そちらは長嶺村と行政的にも違っていた。


 立派なクスノキが迎えてくれる。




 宝永年間の手水鉢や寛政年間の石灯籠が現存する。19世紀の石造物はよく見るけど、18世紀は意外に少ないような気がする。石灯籠の寄進者はこの村出身で、坪井の商家に奉公に行って成功した人なのだろうか。