三雲岳斗『ストライク・ザ・ブラッド10:冥き神王の花嫁』

 父親牙城に連れられて、凪沙が帰省。二人きりになったところで、ディミトリエ・ヴァトラーから仮死状態にされた女の子が送られてくる。彼女は邪神の寄り代で、彼女の身柄をめぐる争いに、古城と雪菜もまきこまれる。
 古城と雪菜の関係も地味に進んでいるな。二人きりになってドギマギしたり、雪菜の未来視を共有して敵を倒したり。あと、夏音やニーナ・アデラード、アスタルテにトビアス・ジャガンなど、あまり出番のないキャラが目立っているのがうれしいところ。夏音も古城の毒牙にかかったか…
 しかし、イトガミ島の魔術回路とか、矢瀬の「今はまだ早ェんだ…」のセリフとか。あと、「"カインの巫女"を"薬室"に入れた」というセリフも気になるところか。しかし、まだ話はあんまり進んでいない感じだな。