「月刊少女野崎くん」12話上映会:「この気持ちが恋じゃないなら、きっと世界に恋はない。」

 君に届かないw
 最終回は3巻28号の渡せなかったバレンタインチョコネタから、4巻最後の夏祭りに、5巻最後の入学式の出会いをからめたもの。普通のラブコメのような雰囲気を漂わせつつ、やっぱり落とす手法で、終わりと。「好きだよ、花火」で、千代ちゃんの顔に縦線が入るのが、いかにもこの作品らしいというか。盛り上げるだけ、盛り上げておいて。締めに、花火はいい舞台装置だな。関係は進んでいないけど、一緒にいられて幸せか。まあ、なんか熟年夫婦のような距離感になりつつあるような。原作では、関係が進んでいないし、アニメが先走るわけに行かないだろうしな
 しかし、野崎の漫画家脳っぷりはすごいな。どこに行っても、とにかく漫画のネタ取材。バレンタインに、お祭りに、花火に。入学式でも、目的は取材だしな。
 千代ちゃんの思いの通じなさっぷりが、なんとも。バレンタインで取材に走り回る野崎を捕まえられなかった千代ちゃん。ぶつかって、地面にばら撒かれるチョコ=恋心。お詫びに飴でいいというのを、裏を考えてしまう野崎。花火の場面でも、どっちとも取れるが、野崎は「花火が好き」と解釈したようだし。でも、野崎に一番近い女性は千代ちゃんだ、頑張れ千代ちゃん。


 ネタも笑えるな。アバンタイトルのもらって脈あるもので、サイン色紙って行ったらそりゃなあ。手作りお弁当で、「野崎くんがね」としゃべりだせば、それはそれで千代ちゃんぽかったかも。
 アイキャッチ、最終回ということで、前は女性陣、後ろは男性陣全員だったのだが、女性陣の声のそろわなさが。一方で、男性陣は声がそろっているのが、この作品らしい感じだ。
 後半は、お祭り。最終的に全員集まって、カップル単位で行動。御子柴のボッチぶりに泣ける。エンディングで、うれしそうにガチャガチャやってるのが。いや、本人が幸せならいいのか… あと、トンチキネームで頭を抱える剣さん。
 若松、ああ勘違い。結月と鹿島の関係を勝手に妄想して泣き出すとか。声がつくとバカさ加減が上がるな。確かに、野崎より想像力豊か。あと、結月さん、胸が目立ちますね。
 あとは、リボンで認識される千代ちゃんとか。
 入学式の回想は、だいぶアニメオリジナルになっているな。アニメ版ではシングルリボンになってる。あと、引っ張り上げるエピソード、ひえぴたがなければ、野崎男前だったのにw
 で、最後はアニメオリジナルで、二人で花火。


 個人的に原作の評価が高かっただけに、期待のハードル高かったのだが、しっかり超えてきたな。千代ちゃんのかわいらしさが、声がついて、倍増していた。あと、ラブコメっぽいところから落とす、間の制御で、アニメはアニメの楽しさが出ていた。あと、ちっこい女の子とでかい男って、いいな。こう、持ち上げてるシーンとか。


『月刊少女野崎くん』12話(最終回)感想 ニヤニヤしっぱなしの最終回!千代ちゃんがめちゃくちゃ可愛い!:萌えオタニュース速報