
- 作者: 川原礫,abec
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/04/10
- メディア: 文庫
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「ナーヴギア」で完全にバーチャルリアリティの世界にダイブできるRPG「ソードアートオンライン」。発売直後に参加したゲーマーたちは、開発者茅場晶彦の手によって、ゲームの世界から復帰できない状態で、ゲーム内の死が現実の死につながるデスゲームの攻略を強いられることになる。
その中、ベータテスターとして経験を積んでいたキリトは、その経験を活かし先行してクリアを目指す「ベーター」として単独で迷宮に挑んでいた。しかし、最有力ギルド「血盟騎士団」の副団長アスナとの親交から、いろいろなトラブルに巻き込まれていくことに。アスナとの「結婚」、さらには75層ボス戦からすべての解決に。まあ、ヒースクリフの正体は、一騎打ちの段階から、バレバレだよな。
しかし、二年間、体を動かすこともなく寝たきりって、体へのダメージ大きそう。10年ほど前、うつ病で寝込みがちな生活を2年ほど過ごしたときには、本当に一気に筋肉落ちたからなあ。
全体的に高畑京一郎の『クリス・クロス』を思い起こさせる構成だったな。まあ、作中時間が長くて、架空世界での生活感とか、恋愛関係なんかが、充実した作品ではあるが。最終的には、愛の力で、ゲームシステムを超えていくという展開は熱い。
さて、続きをどうするか。