手島史詞『かくて滅びた楽園幻想 2』

 「神獣」によって支配される世界。その枠内にとどまる限りは、安楽に暮らせるが、疑問を抱くと即抹殺される。しかし、そのような神獣の統治に反抗する者たちは、集まって、反抗組織「ウーロニクス」を組織する。
 それに所属する、「盗賊」を名乗る少年、戦部リューは、多大な犠牲の上に、ギガスを治める神獣メガロスの打倒に成功する。しかし、ギガスの混乱を見て、リューは、自分の方針に迷いを抱くようになる。
 アクアの神獣リヴァイアサンに協力を頼み、さらに、リヴァイアサンと戦う過程で、神獣と人間が「対等」に共存する世界を目指すようになる。


 中盤、少々、ダレる感じが。
 世界観は非常に魅力的で、リューが今後、どういう世界を築いていくか、見たかったなと。ここで打ち切りは残念。