田中芳樹『銀河英雄伝説外伝4:螺旋迷宮』

 腐海の底から出てきたので、蔵書整理そっちのけで、読み始めてしまった。本編は少々、手間なので外伝から(既に全巻読む気満々)。実際、今日は、蔵書整理の予定が全く進んでいない…


 この巻は、ヤン・ウェンリーの少佐時代のお話。
 エル・ファシルの脱出行の直後。ヤンは、同盟の英雄ブルース・アシュビーが謀殺であったという投書の調査を任されることに。で、調べているうちに、辺境の捕虜収容所の参事官に飛ばされる。そこで、捕虜の暴動に遭遇してといった話。
 改めて読むと、ヤンの何もしてなさがすごいな。ブルース・アシュビーについて調べている以外のこと、全然していない。調べているうちに、飛ばされて、呼び戻してくれたのはキャゼルヌ。暴動はパトリチェフとケーフェンヒラーがメインで片付けて、後始末はムライ。アシュビーと諜報網もケーフェンヒラーの調査とくる。お姫様かよw
 その割りに、楽しく読んだけど。