熊本市現代美術館「高浜寬のマンガに登場するアイテムで読み解く19世紀末展」

 タイトルが長いw
 熊本在住の漫画家、高浜寬の作品『ニュクスの角灯』の世界を、ポスターや原稿、そしてイメージソースとなったヨーロッパの骨董品などを紹介する。かなり興味を惹かれたが、値段とスペースが…


 表紙のA3プリントに、設定メモが目を引く。そして、さまざまなコレクション。かつては何でも無かったマーマレードマスタードの陶器瓶、サドル用ワックスの缶、軍人に女王から下賜されたチョコレートの缶、同時代ではガラクタだったものが、現代に、その時代のよすがを伝えるものとして残されていく姿が印象的。
 あとは、明治大正の着物や19世紀末頃のワンピースなどのコスチューム、マリア観音やメダイなどの信仰具、自作しているビスクドールなどなど。
 そういえば、なんか19世紀から20世紀前半にかけては、犬洗い屋という職業があったらしい。川まで連れて行って洗うのだから、気の荒い犬だと、相当噛まれたんじゃなかろうか。そこからペットトリマーなんかが発展していったのかな。そういえば、ドリトル先生シリーズには、「猫肉屋」という猫の餌の肉を売る職業の人が出てきたなあ。



 着物と羽織ワンピース。




 設定を描き込んだ世界地図。



 マリア観音やロザリオ。



 各種の瓶類やロイヤルドルトンカップアンドソーサー。カップ、泥臭かったそうだが、匂いが染みこむということは陶器なんじゃ?



 ビスクドール



 ランタン。



 表紙原画。全部撮っちゃうのもどうかと思って半分。