「機動戦士GundamGQuuuuuuX」を見に行く(ネタバレあり)

 なんか、界隈がザワザワしているので、ネタバレされる前に見るかと、ずいぶん久しぶりに映画館へ。いや、普通におもしろかった。これは、確かに、何か言っただけでネタバレになるなあ。
 以下、ネタバレ。
























 とりあえず、いきなりファーストガンダムが始まったのには、びっくりした。あれ? 組み合わせ式とか思ったら、天パがガンダムに乗り込まない世界線なのか。シャアがガンダムに乗り込んで、一年戦争の流れを変える。
 架空戦記の仮想戦記とか、メタだなあ。
 結局、ザビ家、ドズル以外は生き残ったのか。それはそれで、内部抗争の可能性を含んでいて不穏だなあ。
 ジオン軍が宇宙で優位に戦争を進め、ルナⅡ攻略。連邦軍は起死回生の手段として、月面都市グラナダに、宇宙要塞ソロモン/コンペイトウを落とそうと試みる。阻止を試みる戦力は、シャア率いるペガサス級強襲揚陸艦とムサイ級3隻のみ。敵中を突破して、ソロモンに突入。内部で爆破・質量バランスを崩して、軌道を変える作戦。ペガサス改め、ソドンの小惑星突入から逆噴射で脱出がかっこいい。
 政権を安定させないために、わざと失敗してキシリア殺害を狙うが、突入してきたセイラ・マス駆る軽キャノンとの戦闘で生き埋めに。そこで、搭載されていた「アルファ型サイコミュ」が暴走、「ゼクノヴァ」なる大爆発でシャアは行方不明、ソロモンの軌道が変わって、グラナダは難を逃れ、ジオンが戦争に勝利する。
 ガンダムを奪取され、1号機も阻止にでて宇宙空間で撃破。結果として、連邦はジムが作れず、劣化ガンキャノンの軽キャノンを量産。アムロのポジションに、シャアの妹、アルテイシアが就くけど、戦況を変える程無茶はできなかった、と。ジオン側も、後継機がガンダムの模倣に一本化されて、モビルスーツがザクとドムだけになるというのがおもしろい。つーか、赤いガンダムって、キャスバル専用ガンダムかよ…
 シャロムの薔薇がララァ


 後半は、一年戦争から5年後の0085。サイド6のコロニーの一つ、イズマが舞台。
 というか、主人公のマチュこと、アマテ・ユズリハ、だいぶん破滅的思考の人物だなあ。密輸の運び屋についていって携帯の弁償させようとしたり、軍警ザクをぶっ壊すぞとガンダムに乗り込んだり、悩んだ末にクランバトルに参加したり。いいところのお嬢さんというか、サイド6政府のそれなりの地位にいる役人の娘が、非合法バトルに足を突っ込んじゃったって、ヤバいんじゃなかろうか。しかも、登場したメカがこの上なく目立つジークアクスと来る。すぐに、軍警に追い回される展開しか想像がつかないよなあ。そこから、マチュはどこに旅していくのだろうか。
 もう一人の主人公っぽいシュウジ、なんか自我が薄い系キャラか。「ガンダムがそう言っている」って、電波系なのか、オカルトガンダムなのか。というか、行方不明になったガンダムが、なぜシュウジのもとにあるのか。いろいろと謎が多いなあ。あと、ガンダムがorzポーズで格納されているのが笑った。
 マチュがアナザーハマーン説が流布しているけど、じゃあ、シュウジがアナザーカミーユなのかねえ。そして、マチュが裏社会に足を突っ込むきっかけとなったニャアンさん、運び屋としては割と無能感が。というか、今のところ、特に役割のない立場だけど、今後、どうなるんだろうか。
 クランバトルの戦闘シーンが、なかなか派手で良い。素人のマチュがザクマシンガンに撃たれながら逃げ回る軌道とか、その中でニュータイプの感覚で動きを読む展開とか、こう、ラストに盛り上がる感が良い。


 しかし、ジオンが勝っても、戦争による混乱は後を引くのね。大量の難民がサイド6に流入。これに対して、サイド6政府の差別意識の強さが印象深い。街中にモビルスーツを平気で降下させて、建物をホイホイぶっ壊すのが恐ろしい。
 そして、連邦とジオンも緊張関係がある。


 あと、マチュが追う、キラキラがなんだろうなあ。


 最初、映画で公開すると発表された時は、なんでそんなことをと思ったけど、パラレル一年戦争の部分、最初の何話かを占領したら、炎上不可避で、こういう形式で一気に流し込むしかないよなあ。テレビでは、マチュのお話が最初からという展開なのかねえ。


 メモ。
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