あっと『のんのんびより 10:OAD付き特装版』

 DVD見るのがずいぶん遅くなった。見終わったので、まとめて感想。


 まずは、単行本から。今回も安定した感じ。ボリューム的に、多少物足りない感じもあるが…
 71話の授業参観、72話の甘えん坊蛍が、印象的。あとは、ラストの小鞠の料理のお話とか。
 授業参観のエピソードは夏海がメイン。勉強が全然できない夏海、授業をサボってきた一穂は、越谷母に怒られないように策をめぐらす。しかし、完全に失敗で悲惨なことに。つーか、九九もできないのか夏海。ひなまつりのエピソードの男雛をモヒカンにする悪戯も、エグいなあ。
 72話の蛍が親に甘えているところをこのみに目撃されるエピソードもおもしろい。外ではしっかりした子と思われている蛍だが、実は甘えん坊。というか、人が見ていないところではキャラが違うと言うのがおもしろい。

 これは、強烈だな。こんな風におねだりされたら、そりゃ、ダメとはいえないわな。なにげに、父親初登場?



 ここは、選択肢3だろう。


 最後の、小鞠の料理のエピソードもかわいらしい。ちょっとずつ、できるようになっていくと。アレンジャーから、まともに料理ができる人にランクアップした。




 OVAは、「蛍が楽しんだ」と言うタイトル。冬春夏秋と、蛍がメインとなるエピソードのオムニバス。9-10巻のエピソードに駄菓子屋とクッキー作りはオリジナルかな。
 第一部は、冬。積雪でテンション上がりまくりの蛍がかわいい。雪だるまをつくったり、滑り台をつくったり、ミニかまくらを作ったり。楽しんだ後に、通りかかった小鞠がひどい目に遭う落差がおもしろい。小鞠はこういうオチ担当だよなあ。
 冷え性で、子供のころはしもやけに悩まされた人間からすると、素手で雪遊びは、後でひどい目に遭いそうだなとしか…


 第二部は、春。母親とクッキー作りをするはずが、急用でお流れに。暇つぶしに駄菓子屋に行って、そこでクッキー作りを教えてもらうことに。駄菓子屋のところの台所用品、かわいいものがあしらわれているのがワンポイントか。
 なんか、すごく微笑ましい。


 第三部は夏休み。みんなで宿題中に、四文字熟語の間違いを指摘されまくった小鞠がふて寝。外から、夢を操って、良い夢を見せようという話に。つーか、外から夢を操作するって怖いな。泣きながら眠ってるこまちゃんが、かわいい。
 そういえば、夢占いだと、空を飛ぶは欲求不満と言うが。


 最後は秋。みんなで木の実拾いに。ムササビに襲撃されて、こまちゃん大敗北。弱すぎるこまちゃんw
 果物いっぱい。で、子育て中のムササビに献上と。

『まんが4コマぱれっと』2016/11号

 今月も、「大上さんとケルベロスゥ!」は休載か。作者は大丈夫だろうか。「ボウリングッド!!」も休載で、ちょっとさびしい。
 11月は「スターマイン」と「くらまちゃん」同時刊行だそうで、大変そうだ。


ストロマ「スターマイン」
 前回の続き。星娘たちがみんな風邪をひいて、看病。みんなして、汗拭いてとねだってきて、大混乱に。直球でやってくる風見、誘い込もうとする郷と里梨。結局、普通にお願いしてやってもらった潮と繭。風見の間の悪さは、相変わらずだな。
 そして、行成貞操の危機。
 風見が幼児化しているw




荒井チェリー未確認で進行形
 お家デートと真白たんの従兄妹の回続き。紅緒って、デレられると、挙動不審になるのだな。とりあえず、白夜と一緒の小紅さんはかわいい。




米田和佐だんちがい
 単行本にも収録されていた着せ替えネタ。
 双子が制服を持ち出してぶかぶかとか、弥生ちゃんの男装がかわいいとか。


岬下部せすな「かさねインテグラる」
 重さん、心労で倒れる。そりゃそうだわな。
 一重は、重が理想とする自分か何かなのかね。料理の本に忠実というのは、料理の上達の上で長所だと思う。あと、積也の料理がひどいw


磨伸映一郎「氷室の天地」
 本編も、終わりの頃。結局、どのルート準拠なのだろう。


空木あんぐ「再生学校」
 胸の話。態度もあわせて「惨乳」って、ひどすぎるw


ストロマ「くらまちゃんにグイってしたらピシャってされた」
 最終回。前回、織羽がくらまにラブという事実が判明。保護者との対面で汗だらだらなくらまちゃん。「仲直りしなきゃよかったな…って素で思いましたね…」ってのが、なんとも。
 最後、尋夢に、デレたな。まあ、それでめでたしといかないようだが。


森乃葉りふ「隣人を妹せよ」
 巽とまとりで、ペットショップに癒されにいこうとしたら、士虎乱入。振り回される。


内村かなめ「妹はいいものだ」
 受験勉強って、そんなに時間食うものだっけか。


小杉光太郎普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。
 レコーディング中。悩む奈々子は、有名ろこどる「Awa2ガールズ」の鶴木つばさと遭遇。このあと、どう展開するんだろう。


矢澤おけ「ひなビタ♪
 夏のお祭。みんな浴衣。まり花たち日向美ビタースイーツの面々と、ライバルの「ここなつ」の二人が、一緒にお祭を満喫するお話。なつひのツンデレぶりが。

食足りて、○○を知る?――鯨油とパーム油の見えざる関係 / 赤嶺淳 / 海域世界論・食生活誌学 | SYNODOS -シノドス-

synodos.jp
 もともと、日本も含めて捕鯨は鯨油生産が主目的だった。灯油としての利用が石油の出現によって衰退しても、「硬化油処理法」の開発によって、工業的利用が行われた。石鹸製造の副産物としてのグリセリンは戦略物資に。また、食用油としてマーガリンの生産が行われる。
 1970年代まで、マーガリン原料の鯨油の確保が主要目的だった。
 それが、冷蔵庫の普及や精製技術の発展にともなって、原料が植物油に転換していく。さらに、漁獲枠の削減で、鯨油の生産効率が下がって、鯨肉の生産への比重が移っていくと。


 食用を正面に出したのは、実は第二次世界大戦直前から。戦時体制で蛋白源としてにわかに注目されるようになったが、鯨油の生産が主目的だった母船に食肉生産用の設備がなく、持ち帰るのは困難だったと。
 さらに、経営のメインが鯨肉になるのは、1976年から。「伝統食」としての、鯨肉という議論の前提が消滅する話だな。
 とはいえ、「母船式捕鯨」という技術をロストテクノロジーにしてしまうのも、それはそれで問題だと思うが。


 生物起源の油脂資源として、鯨油とパーム油は接続される。そして、捕鯨熱帯雨林破壊がつながると。植物性油脂も、捕鯨と同程度に環境破壊を行う存在であると。パーム油も、捕鯨問題と同程度にやり玉に挙げられろということか。
 しかしまあ、再生産能力を考えると、鯨油で、植物性油脂を代替するのは現実的じゃないよなあ。今から鯨油生産を再開しても、とても補いになる量は確保できないだろう。まだ、イワシなんかの魚油の方が現実的というか。