ライトノベルをまとめて

2月から3月にかけて、2006年下半期ライトノベルサイト杯で評判が良かったものを中心に読んだもの。

付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

出版時点でも、少々気になっていたもの。ギャルゲーっぽいのが少々気になるが、なかなかアイデアや雰囲気がいい作品。主人公二人には、いろいろ秘密があるようだ。


この手の骨董店や舞台にした作品は昔からあるよな、と思ったが90年代頭はともかく、最近は見かけないな。それ以前に、記憶ほど、同じようなスタイルの作品が少ないのかも…
とりあえず、調べて該当する作品としては、六道慧『メビウス・ストーリー』(ISBN:4829124733)や『ザンヤルマの剣士』の水緒美の骨董店くらいか。
他にアイテムを中心とした短編作品としては、『ドラゴンマガジン』に連載された「黒衣の武器商人」が印象に残っている。
文庫になっている井上雅彦『黒衣の武器商人』(ISBN:4829124423)は連載ではなく、長編のようだ。

モノケロスの魔杖は穿つ〈2〉 (MF文庫J)

モノケロスの魔杖は穿つ〈2〉 (MF文庫J)

それぞれの役割分担が明確になって、一巻の設定が物語上で動き出した。細かいネタやスピード感も含めて、いま、一番波長が合う作品かもしれない。

おもしろかった。しかし、これ順調に続きが出るのだろうか?

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

一気に読んだ。評判に違わぬ面白さ。
遠子先輩のかわいらしさは異常。あと、ななせの報われなさが素晴らしい。
イラストのふわりとしたタッチが良い。