- 作者: 奈須きのこ,こやまひろかず
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/08/10
- メディア: 単行本
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スポーツ物を、奈須テイストとDDDの世界にうまく落とし込んだ感じ。かっこよかった。
一巻の内容をすっかり忘れていたので、改めて読み直したが、年表と比べながら読むと、いろいろと謎が多い。「ある手術」とアリカの左腕の関係、日守秋星とハートレスなる人物の関係、悪魔憑きを発症させてまわっていたおっさんの正体などなど。
あと、本書のさいごで、石杖カナタがオリガ記念病院を出てくるのが2005年2月14日。で、一巻の年表によると、2005年には「能図妄想団地」「眠りの森の美女」「ある逸話」の三つの事件が起きるわけで、それとの関係が気になる。最後のとカナタの脱走が関係あるのだろうか… 2巻の冒頭で、
……余談ではあるが、あの能天気お嬢が本気でいいとこの箱入り娘で、真面目に護身術を嗜んでいたと知るのは何もかもが終わった後の、2006年の話である。
とあるから、2005年いっぱい、何らかの事件が続くと考えられるが…
あと、カナタを倒せるのは、やっぱり「憎悪」をつけた状態のアリカだけなんだろうな。