- 作者: 齊藤寛海,藤内哲也,山辺規子
- 出版社/メーカー: 昭和堂
- 発売日: 2008/06
- メディア: 単行本
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サヴォナローラあたりが有名な「説教」について、一章設けてあるのが面白い。あと、今の興味では宮廷や芸術パトロネージの章が興味深い。あと、最近盛んになってきた建築のほうからの都市研究(陣内秀信氏のような)との対象のズレが興味深い。「イタリアでは司教座とコンタードを備えたもののみが都市(キヴィタスcivitas)の名に値した」(p.51)そうだが、この定義だと南イタリアの小都市あたりは、「都市」でなくなってしまいそうだ。まあ、現代人がそれを忠実になぞる必要もないのだが(当時の認識は認識として重要だが…)。
本書のあとがきを読んで驚いたのだが、高橋友子氏は2007年に亡くなっていたのか。そのあたりの事情について疎くなったから知らなかった。50そこそこか…