凪『異世界転生したら辺境伯令嬢だった:推しと共に生きる辺境生活 2』

 うーん、1回目の瘴気浄化のシーンが抜けていて、一巻末から2巻冒頭がぶつ切りになっている。あれ?と思って、ウェブ版を確認するまで、ちょっと混乱した。演出なのか、編集ミスなのか、「願い」の章後半が欠けている。2巻冒頭は、セレスティアナが浄化能力を持っていることが明らかになって、神殿に持って行かれるかもということで、守るように川の字寝の翌朝か。


 ライリー辺境伯領を浄化して回るティア。一方で、普段通りの料理をして、細工物をして、商品になり得るモノを開発して辺境伯家を潤そうとする毎日。幼女にしては、なかなか忙しそうだな。そして、ギルバートはティアに課金しまくる日常w
 とりあえず、ギル君、セレスティアナ大好きだよなあ。それを応援する王家の人々。無理矢理婚約者にして、父親を怒らせたくないので強権発動は避ける。


 前半は、あちこちライリー領を浄化して回り、後半は冬山の魔物狩で狩猟の成果を貢がれる。直後にキラービーに襲われて、ティアさん大活躍の一方で、ギル君は死にかけの失態。
 あとは、壊血病の治療法開発をギルバートに押し付けるセレスティアナとか。


 書籍版オリジナルは、なぜか男性になって別の世界で女の子を助けるお話。ボーンナイフを届けたのは、結局誰だったのか。