1999年に開かれた特別展の図録。東寺から桂川の右岸向日市、長岡京市を通って、大山崎へむかう「西国街道」を扱った展示。
西山地域の古道関連の資料、向日市域の寺社参詣と西山地域のこやし取りについて紹介されている。個人的に一番有用だったのは、表紙裏の最近と明治期の地形図に書き込まれた古道と第5章の「西国街道を歩く」。現在（と言っても1999年当時のことだが）の状況が、写真と地図で細かく紹介され、当時を髣髴とさせる史跡の類が載せられている。本書を見ながら、旧西国街道を桂川から大山崎まで、自転車で走ったのはいい思い出。結局、6回程度走ったかな。旧道は意外と拡幅されていなくて、当時の雰囲気を残してる場所が多かった。神足の直線になっている場所などが印象的だった。
熊本近辺でも、旧道めぐりをやりたいが、きつい坂があって自転車では行きにくかったり、場所が遠かったりでなかなか… 白川の南岸供合線も旧道で風情があったのだが、東バイパスの抜け道として拡幅が進んでいて、あまり走りたい感じじゃなくなってきているしな。
