今年印象に残った本2011(ラノベ部門)

 新刊だけではなく、昨年以前に出て積んでいた本や古い本の再読も含めて。今年は、いままで読んでいなかった作者やシリーズが少し増えた。もう、MF文庫Jとかあのあたりには全然ついていけないけどなー
 以下、ランキング:

  • 10位有里紅良『なぞらえ屋秘匿文書:桃と鬼の轍』

桃と鬼の轍―なぞらえ屋秘匿文書 (電撃文庫)

桃と鬼の轍―なぞらえ屋秘匿文書 (電撃文庫)

 おそらく単発の舞台作品からスピンオフ作品。こういう雰囲気の作品はけっこう好き。

 真っ向から中二的な話をぶつけてきたのがおもしろい。

アトリウムの恋人 (電撃文庫)

アトリウムの恋人 (電撃文庫)

 仮想空間「東京スフィア」とその再生のカギを握るヒロイン青原遙花をめぐる話。仮想空間で死ぬと二度とログインできないというのが、話に緊迫感を与えている。雰囲気が好きな作品。

星図詠のリーナ〈3〉 (一迅社文庫)

星図詠のリーナ〈3〉 (一迅社文庫)

 惜しくも打ち切りの憂き目にあった地図ファンタジー。おもしろいのに。もったいない… この巻のラスト、急激に世界が広がる感覚がすごい。

輪環の魔導師〈9〉神界の門 (電撃文庫)

輪環の魔導師〈9〉神界の門 (電撃文庫)

 いよいよクライマックス突入ということで。どういう結末が待っているのだろうか。

  • 5位三上延『ビブリア古書堂の事件手帳:栞子さんと奇妙な客人たち』

 電撃文庫でホラーっぽい話を書いてきた三上延氏の新境地。本を巡るミステリー。主人公とヒロインのキャラ造形もいい。

 腐海の底から召喚した本。久方ぶりの再読。パズルのような作りがおもしろい。

調停少女サファイア2 (富士見ファンタジア文庫)

調停少女サファイア2 (富士見ファンタジア文庫)

 個人的には今年のラノベ瀬尾つかさで覆い尽くされている感が。まあ、自重して三冊だけ選出。一迅社系も好きなのだが、こちらの世界観が好きなので。もっと続けて欲しいシリーズなのだが。富士見書房ェ…

 アニメにもなって、絶好調の『境界線上のホライゾン』シリーズを代表して最新刊を。量も多いだけに読む楽しみをしっかり味わえる。あと、置き場所に困るラノベなら圧倒的なナンバー1だな。

約束の方舟 (上) (ハヤカワ文庫JA)

約束の方舟 (上) (ハヤカワ文庫JA)

約束の方舟 (下) (ハヤカワ文庫JA)

約束の方舟 (下) (ハヤカワ文庫JA)

 個人的には、これが圧倒的。大好きだとしか語れない。