「海底の熱水で発電」『熊日新聞』13/10/2

 海水と、海底から出る熱水を使った燃料電池を作り、発電に成功したと海洋研究開発機構などが発表した。熱水と海水は無尽蔵にあり、将来的には安定した電力供給につながる技術としている。
 燃料電池は、水素と酸素を使い電子の流れを作るのが一般的だが、今回は主に、熱水に含まれる硫化水素と海水に含まれる酸素を使った。実験場所は沖縄本島の沖合。熱水噴出孔に電極としてイリジウムを塗ったチタンパイプを差し、海水側は白金を塗ったチタンの網を電極とし、両者を電線でつないだ単純な構造。
 21ミリワットのLEDライトを点灯させることができた。電極の大きさなどの工夫によって、より大きな発電も可能という。

 へえ、これを使えば、深海で長期間観測機器を運用するとかはできそうだよな。燃料電池で電力をまかなえる。まあ、効率を高める必要があるだろうけど。装置の材料費がえらく高そうだし。
 JAMSTECのプレスリリース→プレスリリース<JAMSTECについて<独立行政法人海洋研究開発機構 - 海底から噴出する熱水を利用した燃料電池型発電に成功 〜深海における自律的長期電力供給の可能性〜