鹿取茂雄『酷道を走る』

酷道を走る

酷道を走る

 整備状態の酷い国道こと、酷道を走り回った体験記。世の中ものすごい道があるんだなとしか。
 しかしまあ、休みを取れるのが年末年始になってしまうことが多いのか、後半は雪道を走っていることが多いが、なんかスリルを求めて無理している感があって、どうにも。
 前半の国道418号線の二股トンネルが本当に二股だったのかとか、朝鮮人塗りこめ疑惑を追及しているところが一番おもしろかったかな。こういう、酷道そのものだけではなく、周囲にも目を配った記事の方がよいと思う。
 まあ、さくさくと読める本ではある。