「植桜之碑」

 白川左岸の公園のようになっているところに建てられている。周囲には、阿蘇社のほこらや放牛地蔵などが存在。白川の河川改修に伴って移設されたのかね。
 碑文からすると、大正天皇即位式典を記念して建てられた石碑。同時に吉野の桜を植えたらしいが、そちらはどうなったか不明。碑文以外は、情報がなく、誰が建てたのかとかは分からない。
 変体仮名が多用されていて、読解するのにめちゃくちゃ苦労した。最終的には、他の資料の読みをかなり写している。



植桜之碑


大正聖代広古の大礼を悠久に記念せんが為
此に芳野の桜樹を移栽す冀くは枝幹年を遂
うて栄え春秋の趣を添へは大和民族の精華
を発揮し以て天壌無窮の皇運を扶翼するは
我等奉公の第一義たり乃ち碑を建て植樹の
由を勒すること爾り
  大正四年十一月十日