本の紹介など

[本][史料保存]「焚書」免れたトンブクトゥ古文書、デジタル化で保存 写真13枚 国際ニュース:AFPBB News

 とりあえず、数十万点の古文書が、間一髪で焚書から免れたのは、めでたい。しかし、最近のこういう動きを見ると、文化遺産の「現地保存」って、どこまで意味があるのかねという気もしてくる。
 遺跡なんかは、遺構や雑多な出土物も重要な情報源だけど…

[本]版元日誌 ≫ 今も風土と生きる「日本」のストーム・チェイサーの心意気

 メモ。日本にもストームチェイサーっているんだ。知らんかった。要チェック。

[本]繰り返される歴史の中に希望を見る――坂野潤治『〈階級〉の日本近代史』 - Danas je lep dan.

 80年前のアベノミクスか…
 戦前にも、同じような動きがあったのか。で、保守勢力に食われた。しかし、「総力戦体制」も、農地解放なんかの本質的な突破はできていないんだよな。アベノミクスも、基本的には格差拡大の志向だと思うけど。

[本]「世界史の中のアラビアンナイト」西尾 哲夫 著 | Kousyoublog

 これ、読んだけど、おもしろかったな。「本物のアラビアンナイト」が存在しないことはわかった。
 この記事では、近代にヨーロッパ人が「原典」を探求し、それに対して種主雑多な写本が供給された部分にフォーカスして、紹介されている。つーか、偽写本ってのがすごいな。
 あと、「枠物語」の優秀性。

[本]日本は死因究明における後進国だ / 『死体は今日も泣いている』著者・岩瀬博太郎氏インタビュー | SYNODOS -シノドス-

 法医学・死因究明にコストをかけていない現状。実際、隠れた殺人は結構多そうなんだよなあ。
 ガス器具の不具合や保険金殺人など、被害を拡大させてしまった事例がある。民事的にも、交通事故などで不利益を受けることがあると。
 本当に、こういう「インフラ」的な部分に金をかけていないなあ。「なんちゃって法治国家」ってかなり手厳しいけど、日本の司法を知れば知るほど精密司法(笑)としか言いようがなくなってくるからな。「善意」に頼るといのは、いろいろな分野にありそう。

[本]戦争において、国家は必ず国民に嘘を付く | 今週のHONZ | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 『戦争プロパガンダ10の法則』の紹介。
 しかしまあ、イラク戦争なんかでもそうだけど、嘘バレバレの根拠で戦争まで持っていっちゃえるからなあ。

[本]黒い噂に染められた笹川良一の実像とは? | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 なんかすげー取り込まれてる感が。
 ギャンブルがらみで清廉潔白ではいられないと思うが。いろいろと見えない資産とか、分離して隠した遺産なんかがあるんじゃなかろうか。

[本]東京新聞:戦時、イチゴ憎し 栽培農家弾圧の歴史、栃木県元職員が本に:社会(TOKYO Web)

 「イチゴを育てただけで弾圧された」って…
 ほんとうに、戦争ってのは人間の卑小さを見せ付けるねえ。

[本]「魚の養殖」が増えるほど、天然魚が減る矛盾  :日本経済新聞

 『ファーマゲドン』なる本の著者インタビュー。
 飼料の供給を、結局天然魚に依存しているのが問題と。これはそうなんだよな。中国やベトナム、インドでは畜産の糞便なども飼料になっているそうで。これはこれで、なあ。
 で、詰めて飼うから抗生物質などの薬品を必要とするし、排泄物が水質を汚染するし、遺伝子汚染はあるしと。
 環境負荷という点で、矛盾があるのは事実なんだよなあ。なんか微妙な本の感じもするが…

[本]出版社「帯を変えたら売れ行き10倍になった」 ラノベ作家の一般文芸デビュー作がベストセラーに - ねとらぼ

 まあ、実際、棚で目立つのは大事なんだよな。それ以前からジワジワとは売れていたんだろうけど。
 『Astral』なつかしすぎる。

[本]現役の書店員が語る「こんな本はイヤだ!」 | KOTB[コトビー]

 判型が特殊な本が嫌というのは、よく分かるなあ。他の本と合わないと、本当に片付けに苦労する。思いつくのでは、『建築MAP京都』とか。ハヤカワの最近の文庫みたいに、他とちょっと合わないサイズもなかなか始末におえない。