本日のメモ

[本]シャーマニズムとは何か、よくわからない | Kousyoublog

 シャーマニズム研究史。シベリアの地域宗教として発見され、それをエリアーデが宗教の祖形として紹介。普遍的なものとして整理される。しかし、ソ連崩壊後、シベリア地域の民族宗教の復興とその研究の再開によって、同地域のシャーマニズムが他と形を異にすること。独自の宗教と言う見方が強まっている。おもしろいねえ。時代によって見方が変わってくる。
 知の再発見叢書のシャーマニズムね。
 そのうち、用語が分裂しそうだな。普遍的な、霊との交流をどう表現するか。実際に存在する宗教としてのシャーマニズムと、学問的な概念としてのシャーマニズム

[歴史]特集:アンコールの興亡 2009年7月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

 実際、なぜ放棄されたのだろうな。そもそも、水の管理が行き届いて、統治がしっかりしている限りは、負けても致命傷にならないんじゃなかろうか。他の要因が影響していると思うが。大量の米を生産できている限りは、富強な国家として君臨できたと思うし。
 モンスーンの雨を蓄積制御する、「水利都市」というのは、聞いたことがあるな。レーダー測量の威力とか。
 最終的には、水利施設の劣化が進んで、維持できなくなった…か。14、15世紀の旱魃と異常気象の影響も指摘されている。で、生産量の低下と地域内での食糧の格差が、王朝の崩壊につながったと。

[歴史]特集:ある難破船の数奇な運命 2009年10月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

 ナミビアで見つかった、難破したポルトガルの貿易船の話。
 文献史料などと突き合わせて、1533年にポルトガルを出港したボン・ジェズス号だとわかったという。まさに、16世紀前半の貿易の最盛期の船だな。この船の積荷が、フッガー家の刻印が入った銅のインゴット22トンや金貨2000枚以上という。これは、文献なんかで指摘される、16世紀前半のヨーロッパの輸出品そのものだな。
 たまたま、往路にここまで南で難破したポルトガル船が、ボン・ジェズス号のみであったという特殊性もあるが、リスボン地震で壊滅したとはいえ、文献情報は意外に残っているんだな。
 乗員は結局どうなったんだろうか。個人的な持ち物があまりないとか、遺骨が少ないことから、かなりの人が、座礁の時点では生きていたようだが。その後は。

[歴史]弥生時代の稲束貨幣論 ( 歴史 ) - 私的な考古学 - Yahoo!ブログ

 弥生時代に、稲束が貨幣の役割を果たしていたのではないかという論文の話。
 弥生時代中期から古代に至るまで、指標としては不変だったのではないかとか、唐古・鍵遺跡が冬市の場だったのではないかとか、興味深い。あるいは首長と民衆の駆け引きとか。

[歴史]「研究ごっこ」Q&A

 まあ、古代史関係ならほうっておいてもいいんじゃね…
 学問なめるなとは言いたくなるけど。アカデミズムの学者も、別に遊んでいてなったんじゃなくて、厳しい修練を積んでいるわけだしなあ。実際、院生時代なんかには、そうとうストレスフルな環境にさらされるし。「一生懸命」やってるからなに言ってもいいわけじゃない。