「加賀象嵌と肥後象がん:小空間に広がる無限の世界」展

 二階の有料スペースで開催されている展示会。加賀象嵌がすごかった。肥後象嵌は、刀の鍔とか、比較的小さなものが大きいが、加賀のものは江戸時代の鐙とか、近代の輸出用花瓶とか、比較的大きなものが多いのが印象的。柄頭とか、細かい細工がなされていて、すごすぎる。まさに、威信をかけてプロデュースしていたのだな。
 現在の作家の作品も展示されていたが、100万円台の値札つきの作品がぞろぞろと並んでいて、目が回る。それだけの技術の蓄積が、背後にあるわけなんだろうけど。
 アクセサリーの類でも、最低が1万円くらいか。ちょっと気まぐれで買える値段じゃないな…