「熊本の神像・仏像と秘宝」展

 熊本地震で被害を受けた寺社から、門外不出だった神像・仏像や絵馬などを展示。関心を高めて、破損した文化財再建の気運を高めようということらしい。やはり、被害が大きかった阿蘇地域の神社からのものが多い。卯添阿蘇神社の神像や長野阿蘇神社の絵馬や狛犬など。あと、川尻の椎田閻魔堂の閻魔様と地獄絵図とか。椎田閻魔堂、隣の神社にはいったことがあるが、閻魔堂はチラッと覗いただけだったな。中に入れなかったし。
 しかし、田能村直入の描いた絵馬、5-6年前に上から塗りなおして「修復」しているが、これ、台無しなんじゃ。真筆の絵馬は保存処置して、レプリカを改めて奉納するほうが文化財保存的には、正道なのでは。「修復」と称して、上から塗りなおされている絵馬、ちょくちょく見かけるけど。