- 出版社/メーカー: 大日本絵画
- 発売日: 2016/07/25
- メディア: 雑誌
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特集は、戦車模型の塗装・仕上げ技法の特集。しかし、モデルグラフィックス系が大プッシュのカラーモジュレーション、個人的には好きになれないなあ。写真で見る限りは、くどく感じる。あと、エアブラシ押しなのが、結局のところ、参考にならない。そんな、ミストを放出しまくる道具を設置する場所がない。それでも、「アーマーモデリング」誌の方では、筆塗り特集とかやってくれるけど、こっちはねえ。
後半の作例、なかなかおもしろいな。
MSVの高速機動型ザクにビルダーズパーツを大量に組み込んだ作例。くっつけたパーツの値段が、本体価格の何倍になるのだろうか感が。逆に、当時のプラモも、御大尽アタックをすることができると。
次のドム試作機は、カッティングプロッタを使った、装甲板の裏面の工作が興味深い。
ガルパン関係で、アンツィオ高校のSPA38Rトラックを、3Dプリンタでフルスクラッチ。ここまで、モデリングするのが、一番大変そうだけど。あと、リテイクパーツが相当出る模様。シャーシやら、ディテールも大変そう。
連載では、「世界の駄っ作機」と「世界の舷窓から」がおもしろい。
スケールダウンした実験機のはずが、本命よりも後に出来上がってしまったハンドレページHP88。グダグダと製造は延びるわ、飛行性能はアレだわ。死人まで出して、恐ろしい。
世界の舷窓からは、魚雷艇。第一次世界大戦から、試行錯誤が始まっている。先進国はイギリスとイタリア。イギリスは、戦間期には予算がつかなくてほぼ空白。プライベートベンチャーで売り込まれている。一方、イタリアは営々と開発を続けるが、小さすぎて航洋性に難ありだったと。模型で比べると、アメリカの魚雷艇は結構大きかったのだな。
そして、このくらいの艇が、沿岸での哨戒や襲撃、救難などに、便利使いされていると。