白鳥うしお『元、落ちこぼれ公爵令嬢です。 1』

 これ、去年のうちに読んだのか、今年になって読んだのかあやふや。


 ノストン国の「女傑の家系」マルティーノ家に生まれたクレア。しかし、「洗礼」で弱い魔力しか検出されなかったことから、立場を失い、最終的に義妹に陥れられてしまう。もはや自分の立場がなくなったことを知ったクレアは家出を決行。
 しかし、手配した馬車が顔なじみの御者だったために、イーアスの関で着いてこようとされてしまう。そこに、従者を名乗る人物が割って入る。ヴィークと名乗る彼の誘いに乗ってパフィート国へ向かうクレア。
 途中でリンデル島によって、ヴィークが王族であることが判明したり、「聖泉」で洗礼のやり直しをして強大な魔力を授かったり。
 そして、パフィート国の王都ウルツで、ヴィークと対等であるため、自活の道を選ぶクレア。職業紹介所で新興貴族家庭教師の職を得る。同時に、ヴィークに学園に通うことを提案されて。


 夢で何度か見ている、「みなみ」の夢はなんなんだろうな。前世? それとも、なんかシンクロしているだけ?
 つーか、乙女ゲームのタイトルが「成り上がりEternal Love」ってなんかすごいな。しかも、ヒロインがゲスいって。プレイヤーにもクレアのほうが人気って、そんな企画が通るのだろうかw
 そもそも、メインヒーローを落とす鍵が、金庫に保管されているクレアの亡き母親の手紙を捨てさせて、「洗礼式は旧リンデル国で行え」という情報を握りつぶすというのだから…