白鳥うしお『元、落ちこぼれ公爵令嬢です。 2』

 パフィート国に移住し、王立学校に通うようになったクレア。高まった魔力の訓練を行い、家庭教師の教え子に指導し、友達もできて穏やかに学校生活をすごす。しかし、波乱は起きて。


 ヴィークから王宮に招待。王宮の禁書庫で、パフィート国の反乱貴族に襲撃されて滅ぼされた旧リンデル国の王女が一人だけ脱出に成功していたこと。リンデル島での洗礼の事実から、クレアの母がおそらくその王女であろうことが判明。母親が暗殺された可能性が高いことも明らかに。ついでに、その後の夕食で酔っ払ったクレアは、自分の出自を明かしてしまう。


 次のイベントは魔力竜巻の浄化。祖母は、かつて精霊の力を借りて、空気を浄化して竜巻を消したと話していた。それを思い出したクレアは、単独で竜巻の制圧に挑む。


 その後は、ヴィークの婚約者捜しの王宮での夜会の話。本命のクレアは、招待を受けたがらない。迷うヴィーク。そして、ヴィークが忍んで来ていることを知っていた、教え子のイザベラが、付き添いとして夜会に着いてきてくれるようにお願いしてきて。
 のびのびと暮らしているクレアを巻き込みたくない、か。


 しかし、乙女ゲームの「ヒロイン」がゲスいとか言われていいのだろうか。つーか、チヤホヤされることしか考えていない義妹シャーロットがなんとも。そして、顔芸が…