日本にIT先進国から脱落の危機!? IT化の波に取り残される社員の姿も(カトゆー家断絶さんから)

Sophistication Indexの総合指数トップに立ったのはスウェーデンで、顧客への積極的な情報開示姿勢や、各政府機関との手続きなどで進むオンライン化が高く評価されたとしている。

情報開示の問題については、文化の問題のような気がする。日本では企業の社会的責任の感覚自体がまだ育っていない。
行政機関の手続きのオンライン化も、公的機関の個人情報保護が信頼されていない部分が大きいだろうし。

企業内の社員のICTスキルの低さで、企業トップが最新技術の導入に意欲的でも、社員は概して変化に否定的で、ICT活用に前向きな社員の数が減少傾向にあるとされている。

それはスキルの問題なのだろうか?こちらも文化的な問題のように思える。
日本企業の企業マインドの低下とか社員の疲弊の問題なのではなかろうか。
あとは、いい加減な技術導入に振り回されて、うんざりしているというのもありそう。


こういうのは経年的な変化が重要なので、今年の調査結果だけでどうこう言われても、なんかピンとこない。
あと、この調査は英通商産業省が「各企業のICT活用度、導入率、戦略などの分野から独自の「Sophistication Index」指数を算出し」た分析なので、無意識のうちにヨーロッパ諸国が有利になるような基準が入っているとか、文化的差異が大きく出やすくなっているとかもありそう。
実際に元の報告書を読まないとなんともいえないだろうが、英語で、しかも統計なんかの用語がバリバリ出てそうな報告書を読むのも面倒だな。