「森の再生と収穫両立ブラジル移民・入植78年の地トメアス:混植が生む黒いダイヤ」『朝日新聞』2007.12.7、6面

 アグロフォレストリーについての記事。コーヒー・カカオ・胡椒などと、高いマホガニーや熱帯果実を混ぜて植える方法。

 「一つの商品が入れるからといってそれだけを作ってはだめ。長く農業を続けるには様々なものを少しずつ作ることだ」と坂口さんは言う。

 ブラジルでは北東部の乾燥地域などで自給自足で暮らす貧困層の男たちが仕事を求めて大規模農園や都市部へと出稼ぎに出る。故郷には産業は育たないままだ。こうした貧困地域にもアグロフォレストリーは応用できると小長野さんは考える。「大規模な単一栽培は環境や景気の変化に対応できない。農家の暮らしを守るためにも普及させたい」

変動に強いやり方。


メモ:
アグロフォレストリー
2003年8月25日付け 一石三鳥のアグロフォレストリー
トミケンのアグロフォレストリー研究
パトリシア・モグエル講演録:アグロフォレストリーとコーヒー生産
「森林農業」普及へ=日系人が技術発展させた農法=トメアスーの経験を国外に