フィンランド軍入門 極北の戦場を制した叙事詩の勇者たち (ミリタリー選書 23)
- 作者: 齋木伸生
- 出版社/メーカー: イカロス出版
- 発売日: 2007/08/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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国際情勢も視野に入れて解説されているので、非常に分かりやすい。しかし、本当に薄氷の上を歩くような、そんな状態だったのだな。マンネルヘイムがディクタトール(独裁官)的な役回りをしなければ、共産化は免れなかっただろうな。あと、マンネルヘイムの見切りの良さがすごい。普通の人間なら、死んでいった部下のためにもとか言って、引き際を誤っただろう。冬戦争・継続戦争後のソ連の要求の厳しさを鑑みても、あそこでうけいれて戦争をやめるのはなかなか出来ない。