東京都青少年健全育成条例改訂問題と表現規制についての情報リンク集(その6)

 女性からの視点と性暴力被害に関して。重い。

女性の側から見ての話

  1. 愛の無いセックス
  2. 「痴漢で感じる女なんていない」という暴力
  3. 女性の感じ方と高校時代の思い出
  4. 強姦されて感じたのか感じてないのか分からない元少女のメモ
  5. レイプファンタジーというおかずについて、極個人的に ポルノの需要のしかたの多様性
  6. 女性はもっとオナニーについて語るべきである、というお話



 少々、雑多なカテゴリー。大まかには、望まない性行為の際に女性がどのように感じるかという問題と、女性の性欲の二つに分かれる。
 1から4が前者。「身体の反応」と「精神的な充足」がずれるというのは、男性でもなくはない。男性の性的快楽は写生と強く結びついているけど、無理やり裸にされて刺激されて射精しても、精神的には傷つくだろうし(それが気持ち良いとかいうM気質の人もいるかも知れんが…)。
 5と6が後者。このあたりは、結局男性には良く分からん。あまり興味本位になるのもあれだし。

性暴力の被害に関連して

  1. 暗号ゲームと拡大解釈。曖昧な境界線の上で
  2. なら、その言葉を使わずに試してみよう
  3. 性暴力は自衛可能か?
  4. 暴力について
  5. 性被害についての認識のずれ
  6. 性被害と性意識。(ちょっとヘビーなハナシ)
  7. たぶん概念が違う、でも見習うべき。
  8. 男性の性被害について
  9. 男性サバイバーからのメッセージ
  10. 性暴力の被害を避ける:レイプ・デートレイプ編
  11. 上村先生の講義から・ペニスをごしごし洗う。



 性暴力の被害全般。
 1と2は曽野綾子の「レイプ自衛論」からの議論について。そもそも、この「レイプは自衛できるか否か」という問題の立て方そのものに、他者への糾弾という所作が潜在しているのではないかな。このあたりの議論のヒートアップぶりを見て思った。
 3から6は「性暴力」の分析。性暴力というのは、性行為の延長と考えるよりは、「虐待」あるいは「暴力行為」の延長として考える方がいいのかもしれない。6は自分の例を書いているが、これは母親からの、あるいは女性側の過剰な自主規制も被害を拡大している例なのではないか。周囲の反応、あるいは考え方と反響して、より被害を拡大する側面があるのか。
 7は、ヨーロッパにおける性暴力の考え方。正しいと同時に、そこまで広げると、運用が難しそうな。まさに、満員電車も性暴力になりそうだし。

インターコースなしでもレイプ、「望まない」身体接触を強要することがすでにレイプである、ということは、だ。それって女性から男性に対しても有効なわけね?

「もちろん。男だってそんなの強要されれば傷つくよ、そうだろ?」

 8、9は男性の性暴力被害についての記事。本当にインビジブルな状況なのだな。9の、「サバイバーの25%が男性であるという調査」は衝撃的。あと、9に書かれた、周囲の反応がさらに恐ろしい。
 10は大学の先生の、マニュアルというか注意というか。デートレイプというもの自体が分かりにくいな…
 11はDVの話が主。「DVの被害にあっている場合、コンドームはほとんど使われていません」というのが印象的。河野美代子のいろいろダイアリーは性暴力や性行為から発生する問題についての参考になる話多数。「今クリニックで起こっていること」は必読。

避妊

そういや、何で日本人の女性ってピルが嫌いなんだ?
避妊とコスト
 避妊について。というよりピル関連。よく分からない。
 反発は確かに強いよな。合う合わないというのは、結構大きいのだろうけど。