http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101007-OYT1T00564.htm
→はてブのエントリhttp://b.hatena.ne.jp/entry/www.yomiuri.co.jp/national/news/20101007-OYT1T00564.htm
テレビで録音したのを流していたが、完全にチンピラです、本当に(ry だった。まあ、警察自体が、公営ヤクザみたいなものではあるのだが。
やはり、取り調べの可視化しかないだろう。そもそも、取調官が聞き取った内容を再構成したものを、「供述調書」と称して証拠にすることがおかしい。それって、小説並の信頼性しかないように思うのだが。そんな情報を基に「客観的」に裁けるわけがないのだが、なんでか、そんな慣行が続いているのだよな。「精密司法」が聞いてあきれる。
客観的に審理するなら、取調者と対象者の問答記録を使うべきだと思う。
このあたりの、尋問時に、取調者の思い込みが情報を捻じ曲げる例としては、魔女狩りの記録なんかが参考になるのではないか。未読の本だが、カルロ・ギンズブルクの『ベナンダンティ』が、異なる世界に属する被疑者と審問官の対話の中から、民俗的な思考を抽出する試みを行っているらしい。
現場が取り調べの可視化に反対するのって、むしろ「こういう言動がデフォルトになってるから今さら意識改革なんて無理」ってのが本音のような気がしてきたってコメントがあったけど、そういうことなのだろうな…
そう言えば、こんなのもあった。逮捕、勾留された件
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