ニコニコアニメスペシャル「のんのんびより」一挙放送

 タイムシフトで視聴。一気に見ると、けっこう疲れるな。
 間の入れ方とかの演出のおかげで、ものすごくまったりゆったりした作品になっているよなあ。原作コミックとはまた違った味わいに仕上がっている。癒されるわー。1話冒頭や最終回後半初めの風景をゆっくり映していく部分や、4話のれんげが泣き出すところなんかの、じっくりと時間をかけた演出が印象的。
 回単位では、蛍が転入してくる1話、ほのかとれんげの友情と別れが印象的な4話、駄菓子屋とれんげの関係が印象的な10話あたりが印象に残る。10話の回想シーンでも、現在でも、レンゲと駄菓子屋が一緒に寝ているところは心憎い。ギャグでは、5話が楽しかったかな。小鞠が迷子と間違われたり、劇辛うどんを食わされたり。あとは、6話の肝試しで、おどかし役の小鞠がパニックになって悪霊退散とか騒いでいるところも。
 あと、のんのんびよりの舞台の土地って、若い世代の女性率が高いな。宮内家全員、越谷家が2/3、加賀山家と富士宮家は一人娘。女性の割合が、87パーセントか。


 キャラクターでは、やはり蛍がいいな。小5にもかかわらず、大人と間違えられるほど成長しているって設定だけど、個人的には頭身が低く設定してあるのでそれほど大人っぽくは見えなかった。まあ、小5には見えないんだけど。
 2話で小鞠に呼び出されて駄菓子屋に行くエピソード。蛍がめかしこんで現われ、最後まで小鞠は蛍であると気づかなかったところ。あそこだけ、蛍の頭身が高くなっているような気がする。結果、普段と比べて、大人っぽいというか。
 あとは、1話のずっと緊張した表情だった蛍が、桜の木の下で緊張を解くところも印象的だったな。あと、9話の文化祭の仮装のネコミミがかわいかった。あとは、11話の雪を見てはしゃぎまわるところか。夜中に外に出たり、かまくらつくりを始めたり。ふだんのお澄ましモードと小鞠スキスキモードの落差がいいね。