
- 作者: 宇野朴人,竜徹,さんば挿
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/03/08
- メディア: 文庫
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後半は陸戦から大展開。ヒオレド鉱山を包囲した帝国軍に合流するイクタたち。しかし、本国では軍の首脳であるレミオン大将によるクーデターが発生。対抗するイグセム派の部隊が引き揚げることに。イクタは自らの出自を明らかにし、クーデターの仲裁を宣言する。一方、三巻で争った「不眠の輝将」ジャンが、ヒオレド鉱山の防衛のために出張ってきているから、簡単に本国に向かうことはできないんだろうな。
ここまでくると、ラスボスはキオカ共和国の大統領なのかね。相手の心の隙をついて、自分の意のままの方向に操る人物であり、シャミーユを捻じ曲げ、エルルファイに偽りの安息を与え、ジャンを後援する人物のようだし。
人間関係でも大きな動きが。イグセムとレミオンの前面衝突によって、「騎士団」が分裂。また、シャミーユのイクタへの思慕が、シャミーユとヤトリの間に溝をうむ。なんか、後に尾が引きそうな三角関係だが、どうなるんだろうか。
物語が大きく動き、続きが楽しみな展開に。