「ストーンヘンジ」の謎を解くこれまで知られていなかった手がかりを新技術で地下から発見 - GIGAZINE
ストーンヘンジの周辺を広範囲に、地中レーダー探査をやった話。ずいぶん起伏にとんだ地形なんだな。
謎の遺跡「ストーンヘンジ」の秘密が次第に明らかに - GIGAZINE
荒らされすぎて、情報が得られないとか思っていたら、けっこう出てくるものだな。あと、紀元前3000年というと、意外と新しいとか思ったり。
遺跡そのものから、地域全体の同時代の社会を見てというのは、歴史の考え方としては、正道だな。
40トンの石を動かしたとすると、保存がよければ周辺に痕跡が残りそうな気もするな。あと、文字がないから、大規模な遺跡が作れないとか、考え方がアレすぎる。
「ストーンヘンジ」はウェールズで誕生したものであることを示す証拠が発見される - GIGAZINE
ナショナルジオグラフィックの記事の写真と印象が違うな。
まあ、こういう巨大建築物を築くためのマンパワーの結集というのは、重要な社会的行為だったのだろうな。
ストーンヘンジの10倍!英国最大の環状遺跡を発掘 ナショナルジオグラフィック日本版サイト
イングランドって、先史時代の発掘調査が進んでいないのか?
新石器時代の遺跡「マーデンヘンジ」の発掘の記事。新石器時代末期の建設ラッシュと、それが持続的なものではなかったという話。なんらかの、社会的な力を結集する必要があった時代とは言えそうだな。
ストーンヘンジの石柱は中古品だった? ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ストーンヘンジの「ブルーストーン」の出所がウェールズだったということ。290キロを運ばれてきたと。石を切り出した痕跡も、がっつり残っているのか。
切り出した年代とストーンヘンジが建設された年代が、400年ほどずれるという。その間、ブルーストーンがどうなっていたか。あるいは、単純に、年代測定の方がおかしいのかもしれないが。人の移動を跡付けることもできるか。
最終的には、80個のブルーストーンがストーンヘンジまで運ばれた。2トンの石柱を距離にして300キロ近く移動させるのはかなりの大仕事だが、インドでは同程度の大きさの石を、木を格子状に組んだ道具を使って、わずか60人ほどで運んでいたことがわかっている。
へえ。
石器時代は平和じゃなかった? 6,000年前の墓が怖すぎる ギズモード・ジャパン
まあ、石器時代の「平和」ってのは、大規模な軍事力を動員した抗争ができなかったってだけの話だからなあ。別に、小集団間の抗争がなかったわけではない。
切り落とされた左腕や手の骨ねえ。考えると、なかなか怖い。ただ、石器時代に、生きた人間の腕を切り落とすのも、それはそれで大変そう。葬送儀礼として、腕を切り落としたという可能性もありうるのではなかろうか。生きているときに切ったのか、死後切り取ったのか、形質人類学的に解明できないのかね。
エジプト王妃ネフェルティティの墓に新説 ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ツタンカーメンの墓の裏に、ネフェルティティの墓があるかもしれないと。
3Dスキャンのデータをチェックしていて、割れ目を見つけたというのがおもしろいな。とりあえず、なんらかの非破壊調査を行なうべきなんだろう。
後半は、ネフェルティティの墓と遺体を「発見した」とする報告の歴史。21世紀に入って、数度、そういう発表が行なわれていると。
ネフェルティティの墓に考古学者が期待する理由 ナショナルジオグラフィック日本版サイト
アクエンアテンから、その後継者の流れがわかるかもしれないということか。
ネフェルティティが、男性名でファラオ位についていた可能性があること。ツタンカーメンは10代で死亡したため、墓の準備がなく、建設中の別の人物の墓と同居することになった可能性もあるか。
ツタンカーメンの隠し部屋、日本の技術者が活躍 ナショナルジオグラフィック日本版サイト
壁の向うに、未発見の部屋があることは確実と。
レーダースキャンには、日本人技術者が活躍。あと、リーブス氏の研究って、どこまで信用できるのだろうか。
古代エジプト、人骨が語る過酷な暮らし ナショナルジオグラフィック日本版サイト
アクエンアテンのもと、新たな信仰が導入されていた、首都アマルナの住民は、栄養失調に苦しんでいたと。子供は発育不全、大人も事故による負傷の跡が多数。アクエンアテンの新信仰運動が、相当無理のあるものであったとは言えそうだなあ。
で、その反動が、死後一気に噴出すると。
なぜ滅亡したの...かつての大都市アンコール・ワットの発掘調査が進む ギズモード・ジャパン
大規模な灌漑施設があり、多くの人口を養っていた都市が、そう簡単に外敵に負けるはずないんだよな。灌漑システムが機能しなくなっていったのか、気候変動か、人間が増えすぎて収容キャパを超えたのか。
内部的な要因があったことは間違いないと思うが。
ヒトの顔に生息するダニは「人類の歴史」を紐解く秘密を知っている ≪ WIRED.jp
こういう寄生生物とか、病原体の遺伝的研究が、過去の生物の移動を解明する武器になっているのは、ずいぶん前からだよなあ。
ラテンアメリカの現在の住民は、ネイティブのアメリカ人に、ヨーロッパやアフリカから流入した人々で構成されているわけだが、顔ダニでは、それがどのように表現されるのであろうか。
アフリカの系統が一番多様性が大きそうだけど。
ヨーロッパ系統は、帝国主義の時代に、世界各地に輸出されたわけだ。
人間は「微生物のクラウド」に包まれている:マイクロバイオーム最新研究より ≪ WIRED.jp
意識していないけど、ミクロの世界では、人体と環境の境目は意外と曖昧と。
体中微生物まみれか。あまり知りたくなかった話だな。知ってしまうと、駆除したくなる。大量の微生物の雲に覆われ、互いにふりかけあっているか…
しかも、人によって、かなりその性質は異なると。
これ、世界がそのようなものであるとすると、研究は、常にコンタミの可能性があって、難しそうな気がする。クリーンルームの中で集めるってのは、自然状態とは言い難いわけだし。
新石器時代に生殖できた男性は「極度に少なかった」 ≪ WIRED.jp
まあ、どうなんだろうな。
8000年前というと、社会の複雑が増してきていた時代だし、資源配分の格差や権力者の出現による生殖機会の制限なんかで、遺伝的多様性が低下する可能性はありうるかもしれないが…
吉國恒雄『グレートジンバブウェ』asin:4061494732では、生殖機会の格差が、社会的動乱の一つの要因になったことが紹介されている。新来の武力集団に、地域の若者が進んで身を投じるような状況があったことが紹介されている。(p.180-190)。
ありえない話ではないのかも。
DNA研究で「縄文人と弥生人」が分かってきた??新潮社フォーサイト
「日本に与えた朝鮮半島の影響力を大きくみなすことこそが進歩的」という風潮は、つい最近まで残っていたように思う。
いや、そんな風潮はなかったと思うぞ。この一節だけで、学者としての評価も微妙になるのだが。「古代史」「独学」って、二つ並ぶと、もう、それだけで危険な香りが…
スイカ、知られざる5000年の歴史 ナショナルジオグラフィック日本版サイト
スイカの栽培化は、エジプトからスーダンにかけての地域と。リビアでは、5000年前の集落遺構から、スイカの種が見つかっている。長旅の時の、水分補給のために、栽培化されたと。あれだけ水気があれば、砂漠では重宝しただろうな。
紀元前400年以降には、果物となっていった。もともとの果肉は黄色かったが、糖度を高める遺伝子と果肉を赤くする遺伝子がペアのため、赤い果肉に変わっていったと。
「非接触部族」マシコ・ピロ族、頻繁に出没の謎 ナショナルジオグラフィック日本版サイト
人口が増えすぎたとか、森林の資源が減少したとかの要因があるのかもな。
しかし、このコミュニケーションの難しさが、なんともな。所有権の感覚が違うのかね。贈与を受けるのが当然みたいな感覚があるのかも。しかし、殺人までやるとなると、なんとも。留守時なんかの、防衛力が弱いときを狙って現れるということは、抵抗を承知しているってことだろうし。
しかし、マシコ・ピロの進出で、収入源が断たれるのは厳しいな。