「モーレツ宇宙海賊」全26話一挙放送 - 2017-06-18 1200開始 - ニコニコ生放送

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「さあ、海賊の時間だ!」がいいねえ。
 とりあえず、楽しかった。丁寧に時間とって、主人公マリカの将来への決断、成長、未来への希望みたいなのをきっちり描いているのが良い。割と、最初から完成されているキャラっぽいけど。高校でも、海賊やっていても、それほどペルソナが変わらないというか。非常に楽観的なキャラクターだな。
 一方で、26話、11時間超というのは、流石にきつい。結局、二日に分けて見ることに。せめて、二回に分けて欲しかった感が。
 全体として、同じ原作者の『星のダンスを見においで』を思わせるな。最初の、意図しないまま、海賊の世界に踏み込んでしまう展開。あと、アニメオリジナルのラストの海賊船が徒党を組んで、「海賊狩り」に対抗する。しかも、弁天丸を中心にシステムを連結する辺り、結果として、より『星のダンスを見においで』に近い印象になったな。アニメの制作陣が参照したのかね。


 全体の構成としては、5話までは、マリカが海賊船の船長になることを決意するまで。オデット2世号による、幽霊船撃退作戦が楽しい。女子高のヨット部の練習船の前歴が、かつての仮装巡洋艦という設定は、「航空宇宙軍史」で仮装巡洋艦萌えをインプットされた身としては、反応せざるを得ない。しかも、光子帆船とか、ゼーアドラーかよと。電子戦が熱い。
 つーか、白鳳女学院のヨット部は、魔窟か。現役でも、やたらと好戦的なお嬢さまに、クラッカーに、海賊船船長候補に、王女様に。先輩も、オデット二世号の船長室に盗聴器しかけたり、ネビュラカップのコース設定を変えさせたり、碌なことしてないしw
 6話以降は、海賊の仕事始めから、セレニティ王国の王女グリューエルの依頼で「黄金の幽霊船」を探すお話。前半のクライマックス。セレニティ王国の秘密をめぐる争い。最終的に、阿吽の呼吸で二人の王女を裏切る展開が良いね。で、王女二人に惚れられてしまうマリカ。


 後半は、元のメンバーが病気で隔離されて、私掠船免状の維持のため、ヨット部の部員を要員にして、海賊行為を実行。その後、ヨット部部長のリンの依頼で、政略結婚させられそうになっていた前部長のジェニーの救出ミッション。
 格納されていたディンギーで、競技大会に出場。しかし、過去のコース変更でものすごく恐れられていて。部員のアイちゃんが、すごくいいですね。あと、運営委員長の暴走ぶりw
 ラスト5話は、「海賊狩り」の帝国公認海賊との戦い。続編狙いか、いろいろと伏線を引いてあったから、二部もやってほしいな。
 圧倒的に強力な「海賊狩り」の戦艦相手に、システム連結によるデータ共有で対抗し、最後は突入、白兵戦というのがこれまた熱い。乗り込んだ海賊どもの、なんかものすごい戦い方も印象的。


 いや、楽しかった。ついでに言えば、オデット2世のプラモ欲しいです。
 そういえば、加藤家の得意料理で「ポトフ」が良く出てくるけど、あれっておでんですよね…


 ヒュー&ドリトル星間運輸って、ドリトル先生か。そういえば、最近、読み返していないな。