- 作者: 荻原規子,酒井駒子
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/12/25
- メディア: 文庫
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ついでに、高柳一条を中心とする陰陽師一派の準備も着々と進む。なにやら、学園に結界をしいて、化学部で気球を上げる。
決戦たる学園祭に向けて、緊張は高まっていく。
一方で、泉水子と姫神の関係も明らかに。二回、1000年をやり直すと、そりゃ、記憶が混濁するわな。未来の泉水子が姫神かもしれない、と。
和服の着付け講座で、モデルになって、髪を解いた泉水子。そのときは、姫神の憑依がなかったのに、深行と二人になったところで降臨。他の人間から隠すために、八王子城までデート。
それにやきもちを焼く泉水子がかわいい。なんとなく、距離は縮んでいるな。
八王子城での、姫神の右手は「下々に与えるための手」、左手は「天から受け取るための手」ってのは、深行と泉水子の関係を規定する選択肢だったということなのかな。左手を取った深行は、対等なパートナーになった。これが逆だと、下僕ってことなのかな。