荻原規子『RDG6:レッドデータガール:星降る夜に願うこと』

 学園祭の当日の舞いで、泉水子がもっともすぐれた存在であることが確定。しかし、泉水子はとりあえず高校の間は表に出ることなく、隠れ続けることを選択する。そして、いろいろな勢力が学園内でまとまり始める。
 同時に学園の外の世界、日本だけではなく、様々な国々が、泉水子に干渉してくることが明らかになる。
 並行して、泉水子と深行の関係も決定的になっていく。本当にめんどくさいというか、まあ、純情な話で。
 改めて読み直すと、6巻の内容って、いってみれば将来に迷う若者の暗喩なんだろうな。ファンタジックに描いてはいるが。まあ、なんかいろいろと失敗した感濃厚な私からすると、こうきついものがあるが…