「平和祈念碑」

 川尻神宮境内に建設された、戦没者慰霊碑。2000年というのは、熊本市内でも、一番新しい。日清、日露従軍碑と、3つが敷地奥に並んでいる。
 ぴかぴかなのは、自分が写りこみそうで、ちょっと困る。
 発起人、戦没者名簿、寄付者名簿は例によって省略。




石碑正面

平和祈念碑

 熊本市長 三角保之 謹書



台座上段

 碑文
昭和二十年八月十五日大東亜戦争終戦
の「おことば」によって満州事変以来
十数年に及ぶ戦争は終わりました。
「国破れて山河あり」文字通り廃墟
と混迷の中にあって一億国民の困苦欠
乏に耐えての懸命の努力によって今
や世界の経済大国に発展致しま
した。然しその陰に先の大戦に散
られた全国二百五十余万柱の英霊
特に校区の百余柱の尊い犠牲者が
あったことは今や忘れられかけよう
としています
顧りみますれば祖国を遥か中国
大陸に或は北海の果てに更には南
太平洋の島々に祖国の必勝を信じ
勇戦奮闘至誠を貫き敢然と
散華された勇士やシベリヤ抑留
中に飢えと寒さに生きて再び祖国の
土を踏むことなく果てられた同胞
の無念の胸中を察する時悲憤
やりかたなく慟哭の涙を禁じえま
せん。戦後五十五年に当り国の為
尊い命を捧げられた今はなき将
兵に感謝し其の勲功を讃え顕
彰することは平穏な今日を送る
私達の務めだと思います
不幸にして国際紛争の時代に生
をうけ軍人としての本分を全う
された方々に対して心からなる
哀悼の誠を捧げますと共に再
び悲惨な戦争を繰り返すこと
のないよう恒久の平和を願い平
和祈念碑を建立しみ心安かれ
と祈念致します。
平成十二年十一月吉日
力合校区殉国者顕彰祈念碑建立発起人
代表力合校区自治
  連合会長 岩尾隆男