這いよれ! ニャル子さんW 第10話「ユゴス・アタック!」


 今回も7巻から、短編ネタ。ユゴスから、ミ=ゴの御一行が地球採掘ツアーに来る話。まあ、基本そのままやな。ただ、原作では手掘りだったのが、空飛ぶ円盤に採掘基地と、何やら昔の宇宙人侵略ネタらしき絵面になっている。あれは、何か元ネタがあるのだろうか。あと、地球侵略の理由にドリクラが加わって、しょうもなさが増している。
 弱っているニャル子はまあまあかわいい。あと、相変わらず、バトルシーンに力を入れていないなあと。単にミ=ゴが吹っ飛ぶだけと。まあ、そっちにリソースを割かないという制作上の判断なんだろうけど。その分の予算は、エンディングに回されていると。
 一番のサプライズは、エンディングの新曲「愛クルセイダース・ストライバー」かな。この期に及んで新曲、しかも作中番組「黒鋼のストライバー」曲という。


 とりあえず、邪神飴を渡されたニャル子の顔がw



 今週のクー子。







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「這いよれ!ニャル子さんW」10話に登場したパロディの元ネタを分かる範囲でまとめてみた:ステマブログ
ニャル子さんW「第10話」のクトゥルー神話ネタ全部解説

秋山完『リバティ・ランドの鐘』

 久方ぶりに、再読したくなったので。「ノスタルジック・フューチャー」シリーズの一冊。順番を間違えていたのだが、『ラストリーフの伝説』の方が先だったんだよな。
 軍事的に星間国家を征服し、その住民を洗脳・奴隷化し売却する軍事組織ナパージ。その征服部隊が、移動遊園地宇宙船であるリバティ・ランドへ侵攻してきた。ナパージの戦闘用ロボット、パンツァーヘムトをそれを遊園地を管理する民生用ロボットが迎え撃つという話。リバティ・ランドを管理する大量のアニマトロイドたちの人海戦術、さらに大量のお菓子の材料が機動兵器を迎え撃つ。
 ラストはデウス・エクス・マキーナだけど、それが良い。

『Febri vol.17』

 今回は『翠星のガルガンティア』特集。監督や設定担当へのインタビュー。ヒディアーズの側には、人間的な意識はなくなっているのか。増殖することが目的の超生物って、戦うのがきつい相手だな。第7話のクジライカの大集団は、レドとは関係がなく、蜂の分蜂と同じような行動だとか、意図的に厳しすぎない環境に設定しているとか。
 以下、メモ:

村田 レドは無色透明というか、人類銀河同盟の思想を純粋に信じ込んでいて、人類のために戦うことを当然と考えています。それは利他欲求ともちょっと違っていて、自分の中から自発的に発生したものではない。外から与えられた使命なんです。そんなレドが、いろいろな欲求の渦巻く地球という場所にぽんと放り込まれたとき、どうなるのか。p.11

 欲求の組み合わせとして「利己欲求」「利他欲求」「利知欲求」の三つの組み合わせとか、レドの位置とか。こう解説されると、演出意図がわかりやすいな。

――ヒディアーズは人間の意識は捨ててしまったのでしょうか。
村田 それは、謎に包まれていることにしてあるんです。個人的な見解としては、彼らの人間的な部分は封印されていると思っています。戦いながら宇宙で生存するために必要なものだけが表に出ていて、人間として本来持っていた意識や感情といった部分は、その下に覆い隠されている。今は必要ないものなんです。逆に考えるなら、それが必要とされる状態になれば戻ってくるのかもしれない、と思っています。p.15

小倉 繁殖することが幸せ、みたいな感じで増えていったんですね。村田監督は、もしこの宇宙編をなにかしらの形で続けるなら、ヒディアーズの進化的限界というのが出てくる可能性があると言っていました。大元になった人間の遺伝情報しか持っていないので、多様性に限界がある。これ以上の進化をどうするかっていう段階になったときに、人間を捕まえようとするんじゃないか。そのとき、人類銀河同盟はヒディアーズと共存できるのか……といった話になるのかもしれませんね。p.24

 ヒディアーズの話。人間としての意識は捨てているのか。あと、既に実験とかやってるんじゃないのか。クーゲル中佐とか。まだ見ていないけど。
 イボルバーの構成員は比較的少なそうだし、遺伝基盤は少なそうだよなあ。人間の遺伝子を確保しようとするというのはあり得そうな展開だな。

――地球に残っていた人間たちは?
村田 コンチネンタルユニオンの活動に積極的に参加していた人たちは、宇宙船で地球から脱出しました。イボルバーも、宇宙適応能力を獲得したものは地球から旅立っています。しかし、広い世界にはどちらにも属さない人々が大量にいたはずなんです。その人たちは地球から脱出することができず、地球に取り残されてしまった、寒冷化した地球上では、多くが死滅してしまったと思いますが、特殊な恵まれた環境にいたひとたちはなんとか生き残ることができた。そういう人たちの中に、地球を寒冷化からよみがえられることに成功した人がいたんですね。今のところ、そういう手段で地球を温暖化させることができたのかは秘密ですけど(笑)。
――人為的なアクションの結果、水の惑星になったと?
村田 そうです。予想外の効果で、暖かくなりすぎてしまったんですね。p.15

 このあたりの温暖化の手法も伏線なんだろうな。

米国で大問題になっている軍隊内レイプ 女性兵士も男性兵士も被害者に

jbpress.ismedia.jp
 逆鱗をついてしまったと。
 米軍内で横行するレイプ。女性兵士の3割とか、よく考えるとすごいな。しかも、階級制度や今後のキャリアの問題から、泣き寝入りになっている事例が非常に多いと。被害者の半数が男性兵士という。まあ、レイプ被害に関しては男女関係ないとは、よく言われることだが。性暴力文化が骨がらみと。
 しかし、こういうのアメリカの保守的な性文化が状況を悪化させているような気がするな。あと、この手の問題は風俗産業を使っても、解決しないだろうなと。基本的には部隊内での力関係から発生するものであろうし、そもそも性産業の従事者もそんな暴力的な客は受けたくないだろうしな。

旧日本海軍艦船の沈没位置の密度がヤバい - Togetter

togetter.com
 結構、まんべんなく沈んでいるな。時系列で表現すると、ソロモン諸島から、フィリピン経由で、本土に近付いていくことになるんだろうけど。フィリピンあたりが多いのは分かるけど、本土近くでも結構沈んでいるな。

津波や倒壊を回避 避難の常識覆すスパコン「京」の威力  :日本経済新聞

www.nikkei.com
 うーん、スパコンの能力が上がっても、結局はモデルの作り方次第なんじゃなかろうか。東日本大震災の教訓は、「想定」は「想定」でしかないってことだと思うのだが。モデルと現実の齟齬があった場合、被災者を危険な方向に導く可能性があると思う。
 どんなにスパコンの能力が上がっても、水の動きや地殻の内部情報なんかは近似値であり続けるだろうし、それをコンシュマーに直接渡すのは危険なんじゃなかろうか。