秋山完『リバティ・ランドの鐘』

 久方ぶりに、再読したくなったので。「ノスタルジック・フューチャー」シリーズの一冊。順番を間違えていたのだが、『ラストリーフの伝説』の方が先だったんだよな。
 軍事的に星間国家を征服し、その住民を洗脳・奴隷化し売却する軍事組織ナパージ。その征服部隊が、移動遊園地宇宙船であるリバティ・ランドへ侵攻してきた。ナパージの戦闘用ロボット、パンツァーヘムトをそれを遊園地を管理する民生用ロボットが迎え撃つという話。リバティ・ランドを管理する大量のアニマトロイドたちの人海戦術、さらに大量のお菓子の材料が機動兵器を迎え撃つ。
 ラストはデウス・エクス・マキーナだけど、それが良い。