尾鷲市の産科医問題。

舎者は金の使い方をわかってねーな。〜尾鷲市産科医問題①
田舎者は金の使い方をわかってねーな。〜尾鷲市産科医問題2
尾鷲市議員の浜口文生は、三千万で大学助教授クラスの医者を引っ張ってくるか、それができなかったら議員辞職した上で、テメエに生命保険掛けて旧尾鷲トンネルで事故に見せかけて焼身自殺して、その金を持って産科医を引っ張ってこいや〜尾鷲市産科医問題3


ここを読んでいて、無医地区問題と医療費についての歴史を思い出した。

そこの地域住民が悪い、殊に、自分が有力者だと思い込んでいる首長、議員、町内会長、大地主、資産家等が、馬鹿な要求や他所者扱いや三流医師扱いをするから、医師が嫌がって地区を出て行くだけの事なのです。 本質的には、その地区出身の若者がいなくなるのと全く同じ理由なのです。

もし、その診療所が、地区の自治体立だったりすると、さらに酷いことになります。 まず、そこに医師が赴任する事が、首長選挙の道具になることが多々あります。 医師が赴任した時点の首長は、医師を「連れてきた」事を次の選挙の時、功績の一つとして宣伝することがよくあります。 この時、住民の意識の中で、医師が首長より上の存在になっていれば問題は少ないのですが、大概は、首長の「子分」と見なされていますから、選挙で対立候補が勝ったりすると、新首長は、診療所の運営に嫌がらせをする事もあります。

今回の尾鷲市の騒動は、まさにこのパターン。現市長と議員の醜い争いに巻き込まれた感が強い。
しかも、某浜口議員の想像の外にあったことは、産科医の問題に関心がある人が市外にたくさんいて、ネットを通じて興味しんしんで見ていたこと。結果、ネット経由でしょうもない争いが市外に広まり、おそらく赴任してくる物好きな産科医が二度と出てこないだろうこと。
なんというか、完全に時代が分かっていなかったということだな。


ここに挙げた「無医地区問題と…」の記事は少々私怨がはいっているんじゃないかとおもっていたが、現実にこれに近いような事態が起きるんだなと感心した。