嵩夜あや『乙女はお姉さまに恋してる:櫻の園のエトワール』

ゲームの主人公瑞穂たちの卒業直後、新入生が入ってくるところから、作中時間でおよそ一年後、奏がエルダーに選ばれるまでの、後日談。
この空気感が好き。
短編を重ねる方式にしたのが、物語のテンポを良くしている。
気になるところといえば、すでに「何かを持っている人」ばかりだなとは思う。finalventさんの「というか人生、大半の人は人生の端役にすぎない」という言葉が印象に残っているからかもしれないが。