「「殺し合いで縄張り拡大」:米国の大学研究チームチンパンジー行動調査」『熊日新聞』10/8/18

ナショナルジオグラフィックチンパンジー、殺し合いで縄張りを拡大の方が詳しい。以下、こちらから。
 「パトロール隊」による襲撃で縄張りが広がったという話。一種の戦争だな。資源の獲得と、観察によってはメスの流入もありうるそうだ。
 ただし、このような攻撃行動が観察されるのは、チンパンジーの四つの亜種のうちの一つ、ヒガシチンパンジーにのみみられる行動で、性急な一般化は慎むべきなのだそうだ。この記事では、むしろ「協調行動の起源」の探求に重要だと指摘している。私自身、戦争の起源と結びつけて考えただけに、発想の転換を強いられた。なかなかに興味深い。