フランスの軍艦の話

 フランスの軍艦のデザインって結構ファンキーなのが多い。戦後の防空巡洋艦ド・グラースなんか、無茶苦茶大量の高射砲を積んでいて、なかなか楽しい。19世紀後半の装甲艦のタンブルホームとか、これはこれで味のあるデザインだと思う。見る分には楽しい。
 「軍艦たちのベル・エポック」は19世紀後半から第一次世界大戦までのフランスの海軍思想と軍艦についての流れ。フランスがイギリスとたたかう限りは海軍は重要だったわけだが、19世紀から20世紀の戦争は大半がドイツとの戦いだったことがフランス海軍の不幸だったな。ドイツと戦争する限り、戦争は陸上で決着がついて、海軍の出る幕はないわけで… 割食った挙句、ドレッドノートの出現で完璧に置いていかれ、第一次世界大戦終結時にはまともな軍艦がほとんどなかったという無残さ。
私と フランス 軍艦
軍艦たちのベル・エポック(前編)
軍艦たちのベル・エポック(後編)
 →同サイトのdie Militarischeは他にもいろいろと興味深い短文が載っている。


 こちらは英語情報:
French Battleship Republique (1903)
The Unfortunate Battleship Liberte (1908-1911) 1911年のリベルテの轟沈について。これはまた派手に吹っ飛んだものだ。
List of battleships of FranceWikipedia