都条例改定案公開!

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   「非実在青少年」を削除、再提出へ 都条例改正案


 「非実在青少年」の文言を削除したって、この条例案表現規制が無茶苦茶なのには変わらない。

漫画、アニメーションその他の画像(実写を除く)で、刑罰法規に触れる性交もしくは性交類似行為または婚姻を禁止されている近親者間における性交もしくは性交類似行為を、不当に賛美しまたは誇張するように、描写しまたは表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を妨げ、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの

 ここからして、実際酷いしな。実際にやったら刑事罰を受ける行為だとしても、それを表現することを規制することは許されないように思う。また、「不当に賛美しまたは誇張するように」という文言では、どこまでも規制を拡張できるように思うのだが。タブーとしての近親相姦をテーマにした作品は、どれこそ枚挙にいとまないほどにあるわけで。
 あと、親による児童ポルノの生産に関しては、わざわざ新しい条例を作らなくても、現行法で対処できるのではないか? 屋上屋を架すことよりも、実際の取り組みが大切なのではないかと思う。
 だいたい、性教育の抑圧に加担してきた石原都政が、「青少年健全育成」とか聞いて呆れる。健全に育成するためにこそ、人生そのものと関わりある性行為に関する知識を、避妊・性感染症の予防、人生設計まで、きちっと開示すべきなのではないか。
 しかし、この手の話の疲れること。なんでかな。