九品寺天満宮

 ここは28日に行った場所。ちょっといつもと違う道を通ろうと思って、さまよいこんだ神社。真和高校の西側は旧い集落のようだ。そこと関係があるのだろうか。電車通りから西は、基本テリトリー外だからよく分からない。ハローグリーンエブリの前に立派な鳥居があるので、気になっていたのだが、思い切って入ってみた。案に相違してこじんまりとした神社。置いてあった神社のパンフレットによると、中世には存在したようだが、石造物などからはそのような痕跡はうかがえない。正面はこんな感じ。



 ちょっとおもしろいのは、境内にあった「猿田彦大神」の石碑。

 熊本市東部の神社や集落の角に広く存在するが、みたところ年号が刻んであるものはないようだ。ところがこの碑には年号が刻んである。実物からは読みとれなかったが、パンフによると安政6年建立だそうだ。となると、「猿田彦大神」に関連する信仰は近世末まではさかのぼることが出来るということ。熊本市内では庚申講に関する調査はないようだが、どのような背景だったのやら。