- 作者: 瀬尾 つかさ,優木きら
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/06/18
- メディア: 文庫
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神々が僕としてさまざまな種族を創り、竜たちがそれらの紛争を調停する世界。4000年前の大忘却によって、神々は消え去り、竜も衰退して主人公のエオンが最後の一人となっている。で、世界にはさまざまな特性をもつ種族が存在し、生活を維持していく上でさまざまな紛争を起こす状況。それを竜と竜の調停者が調停する。さまざまな種族がいて、たがいに抗争や交渉を行う世界という点では、ゲートワールドシリーズに近い雰囲気があると思った。あと、ケンタウロス、ウンディーネ、丘ドワーフ、ヒューマンと、それぞれ身体能力も居住環境も違えているのが、こういう政治ネタを人間でやった場合のエグさを薄めて読みやすくしているように思う。実際には、作中でも大粛清をやったりしているわけだけど…
今後の売れ行き次第で、話は大きくも小さくもなりそうなので、願わくば間延びしない範囲で、大きく展開して欲しいところだ。