キャラ☆メル Febri(フェブリ) Vol.10 2012年 03月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2012/01/25
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錦織 そうですね。そこに今回、アニメ化した意義があるのかなとは思います。それこそショートショートを繋げていって、細かい日常を追いかけていくやり方もあったと思うんですよ。アニメ化の話が動き出して、一番最初にその岐路があった。一本のしっかりした軸のあるストーリー物にするのか、それともいわゆる「日常系」みたいな方法でやるのか。僕としては、両方のおいしいところを合わせて、ハイブリッド感みたいなものを出したいなと思ってたんですけども……。とはいえ、シリーズ中もずっと葛藤はあったんですよ。「あっちを選んでいた方が、お客さんには喜んでもらえたかもな」っていう思いはずっとあって。ただ最近のアニメの状況を考えるに、「日常系」で勝負すると埋もれてしまうかもしれないっていう危惧があって、最終的には、自分のやりやすいストーリーの方に引っ張っていったところはありますね。p.32
ここで日常系に方に振ってたら、ここまでおもしろくはならなかっただろうなあ。後半、何度もマジ泣きするような話にはならなかった。
今井 うん、知ってる(笑)。
でも、千早はいわゆる裏設定や表に言葉を出さないタイプなので、各々のイメージが違う結果、公式の人からも「千早はみんなイメージがずれてるんだよねー」って言われて、「公式の人が言ったら駄目でしょ!」って思ったことがあります。p.37
この前後のイメージのブレの話は興味深いな。バンナムの人より、キャラクターを理解しているという。4話の時点で、Pと千早の心の通じ合いがないってあたりは、納得。前半は、完全に無能Pだったしな。