雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス24:ライフ・イズ・グッド・バイ』

 『鋼殻のレギオス』一気読み作戦もひと段落。
 怒りの感情そのものとなった電子精霊ヴェルゼンハイムが地上に降下。世界を滅ぼしかねない最強の敵に立ち向かう人々。といった展開なのだが、最強の敵のはずのヴェルゼンハイムが意外とあっさり倒され拍子抜け感が。むしろレヴァンティンの方が、敵としては精彩があったよなあ。巨大すぎる存在は、物と一緒ともいえるが。
 基本的な話の筋は視野狭窄状態に陥って、人間爆弾として使われているニーナを救出する、17小隊の連中のあれこれって感じか。天剣の活躍がほとんどなかったな。
 最後のフェリさん大勝利が、とりあえず素晴らしい。