慶徳校前電停前のビルの敷地の端っこに建っている石碑。ビルの壁との隙間がほとんどないので、裏面はカメラを突っ込んで撮る。こういう時、デジカメは便利だな。
明治の三味線の名手、長谷幸輝の晩年の稽古場がここにあったらしい。地歌の普及に功績があった人で、熊本を拠点に各地で活動したらしい。
石碑正面の右上の漢字は崩し字で読めず。
石碑正面
○弦○○
長谷検校けいこ場跡
石碑裏面
生田流地歌、筝曲中興の師、長谷検校(幸輝、一八四二〜一九二五熊本県近代文化功労者)は
芸境深まった明治の終わり、この地にけいこ場、住居を構え、多くの門人を育てました。
宮城道雄師も教えを乞いにここにやって来ました。作曲もせず、ひたすら古曲に新しい
息吹を吹き込むことに生涯をかけた長谷検校の芸譜を偲んでこの碑を建立します。
平成五年九月三十日 熊本県文化協会
熊本県邦楽連盟