神坂一『スレイヤーズ14:セレンティアの憎悪』

 寺院都市セレンティアにやって来たリナとガウリイ。おりしも、同市では、中央の神殿の神官長が暗殺され、4つの分院の大神官がお互いに対立し、傭兵や暗殺者を雇って騒ぎを起こしていた。リナは、魔道士協会の評議長に泣きつかれて、秩序維持を引き受ける。
 しかし、雇われた暗殺者の中に、ルヴィナガルドの人魔の生き残りがいて、騒ぎは拡大。その中で、ミリーナが死亡。憎悪を募らせたルークが、関わった大神官を殺して回り、騒ぎは拡大。水竜王の大神官ケレスにいさめられ、姿を消す。
 「ラスボス」の魔族のしょぼさといい、つまらない相手によって命を落としてしまうという展開が特徴か。